「自分の英語力を試したい」「高校入試や大学入試のために上位級を取得したい」「合格して自分に自信を付けたい」などの理由により、多くの人が英検受験に挑戦したいと考えています。
英検合格を目指す人にぜひおすすめしたいのが通塾です。
塾に通うことで単に知識だけでなく、試験のポイントやコツも習得できるため、英検合格に大きく近づきます。
とはいえ、数多くの塾の中から最適な1つを見極めるのは至難の業です。
「自分に合う塾はどれ?」「何に注目して塾を選べば良いの?」と迷ってしまうでしょう。
そこでこの記事では、特に英検対策に強いおすすめの塾を15選紹介します。
学生だけでなく、大人が通える塾もピックアップしていますよ。
また、塾を選ぶ際のポイントや通塾のメリットについても解説しています。
この記事を読めば、自分に合った塾に巡り合えるはずです。
英検対策に力を入れたいあなたは、ぜひ最後までご覧ください。
【小学生~大学生向け】英検対策に強い塾おすすめ10選

小学生~大学生向けに英検対策指導を行うおすすめの塾は、次の10スクールです。
塾名 | 対象 | 受講料 | 校舎 |
---|---|---|---|
クラウドEnglish | 中学生・高校生 | 個別での見積もりのため要問い合わせ | オンライン |
鬼管理英語塾 | 中学生~大学生 | 39,800円~ ※1技能特訓コース~4技能特訓コースで異なる | オンライン |
ESL club | 小学生~高校生 | <実校舎> 【マンツーマン】58,300円~【セミプライベート】44,000円~※回数/週によって異なる <オンライン>52,800円(週2回) | 東京(渋谷) オンライン受講可 |
アクティメソッド | <実校舎>校舎によって異なるため、近くの校舎に要問い合わせ <オンライン>13,200円~ ※クラスによって異なる | 東京・神奈川・千葉・埼玉・茨城・栃木・群馬…他14道府県 オンライン受講可 | |
個太郎塾 | 小学生~高校生 | 「英検パスコース」8,800円~ ※級によって異なる | 東京・神奈川・千葉・埼玉・茨城・長野 |
ECCの個別指導塾ベストワン | 小学生~高校生 | 校舎によって異なるため、近くの校舎に要問い合わせ | 東京・神奈川・千葉・埼玉・茨城・栃木・群馬…他24道府県 オンライン受講可 |
日米英語学院 | 小学生~高校生 | 個別でのプラン作成のため要問い合わせ | 東京(新宿・渋谷・池袋)・神奈川(横浜)・大阪(梅田・なんば・天王寺)・京都(四条)・兵庫(三宮・川西) |
4技能型英語塾キャタル | 小学3年生~高校生 | 校舎によって異なるため、近くの校舎に要問い合わせ | 東京(渋谷・自由が丘・二子玉川・池袋・吉祥寺・立川)・福岡(薬院大通・西新) |
Z会グループ大学受験ディアロ | 中学生・高校生 | 校舎によって異なるため、近くの校舎に要問い合わせ | 東京・神奈川・千葉・埼玉・栃木・静岡 オンライン受講可 |
ESA英語専門塾・予備校 | 中学生~大学生 | 「英検コース」2級:26,400円準1級:33,000円 「英検スピーキング対策講座」13,200円~※級によって異なる 「英検直前対策講座」2級:28,600円準1級:33,000円 | 東京(目白・自由が丘) |
ここでは、それぞれの特徴について詳しく見てみましょう。
クラウドEnglish【~準1級の対策可】

クラウドEnglishは、英検専門のオンライン塾です。
「3ヶ月で合格を目指せる」として多くの人に利用されています。
特徴の1つは、英検を知り尽くしたコーチが専属でついてくれることです。
クラウドEnglishのコーチは単に英検合格へと導くだけでなく、英検合格後を見越したアドバイスをくれます。
何のために英検が必要なのかやなぜ英検を受けた方が良いのかを再認識できるため、モチベーションを維持しながら学習を続けられるでしょう。
また、それぞれに合った学習計画を制作してくれるため、部活やその他の学業で忙しくても続けられます。
毎日チャットによるサポートを受けられるのも魅力です。
鬼管理英語塾【~準1級の対策可】

鬼管理英語塾は、最短で合格を目指せる英検専門塾です。
7割の生徒が4ヶ月以内に準1級合格を達成しています。
英検の傾向と対策を徹底的に分析して作成されているカリキュラムは、信頼度は抜群です。
学習内容を日・週・月ごとに設定することで、合格までの明確な道筋を示してくれます。
学習習慣を付けるために毎日宿題報告させるのも特徴の1つです。
また、鬼管理英語塾では、最大週4回個別指導を実施しています。
個別指導では必ず進捗テストが行われるため、定期的に自分の実力を確かめつつ、苦手な箇所を把握できますよ。
こうした「鬼」管理の下学習するからこそ、効率良く合格を目指せるわけです。
特に「1人で勉強するとどうしてもだらけてしまう」という人におすすめします。
ESL club【~準1級の対策可】

ESL clubは、英語の知識そのものではなく「英語の学習法」を教える塾です。
特に、英検対策指導を実施しているわけではありませんが、授業のカリキュラムが英検ベースでつくられています。
最終目標から逆算して、1人ひとりに合わせた短期目標を設定するのが、ESL clubのカリキュラムの特徴です。
そして短期目標として設定されるものこそが、英検なのです。
必然的に英検合格を目指す構成になっています。
ESL clubの講師は全員バイリンガルです。
時折日本語を交えながら簡潔に説明してくれるため、細かい部分もしっかり理解しながら学習を続けていけますよ。
実校舎は渋谷にしかありませんがオンライン校もあるため、全国どこからでも受講可能です。
アクティメソッド【5級~準2級の対策可】

アクティメソッドは、タイピングを使って英語を学ぶ他にはないスタイルの塾です。
タイピングを用いる理由はいくつかあります。
1つは、学習効率を高めるためです。
手元を見ずにキーボードを打つ「タッチタイピング」ができるようになれば、紙に書くよりも格段に速くライティングを進められます。
その分、語彙やライティングスキルの習得もスムーズになるわけです。
その他、キーボードにアルファベットが書かれていることからつづりを覚えやすいことや、タイピングを取り入れることで生徒の主体性が引き出されることなども、タイピングを採用している理由として挙げられます。
アクティメソッドには英検に特化したカリキュラムはありません。
しかし、大量インプットを軸とした独自の学習法により、小学5年生で準2級合格、小学4年生で3級合格などの実績を上げています。
年々校舎数は増えていますが、もし近隣に校舎がない場合はオンラインでも受講できますよ。
個太郎塾【5級~2級の対策可】

個太郎塾は、首都圏を中心に校舎を展開する個別指導塾です。
「めんどうみ合格主義」を掲げ、小学生~高校生を手厚く指導しています。
英検対策にも力を入れており、短期集中型の「英検対策講座 パスコース」を開講しています。
パスコースが対応しているのは5級~2級です。
映像授業のため、基本的には自分のペースで進められます。
また、利用者からは何度も視聴できることから、万全の体制で試験に臨めたとの声も挙がっており、パスコースの効果の高さがうかがえます。
3級~2級はライティングにもしっかり対応していますよ。
ECCの個別指導塾ベストワン【5級~2級の対策可】

個別指導塾ベストワンは、教育事業に長年携わるECCグループが運営しています。
学校での成績アップや受験対策を目的とした通常コースに加えて、英検対策に特化した特別コースが設けられています。
英検対策に取り組めるコースは小学3年生~中学3年生を対象とした「英検対策コース」と、小学3年生~高校3年生が対象の「直前対策コース」の2種類です。
英検対策コースでは録音機能付き音声ペンで楽しく学べるため、特に小学生におすすめです。
中学生の場合は、レベルに合わせて市販教材も使ってくれますよ。
一方、直前対策コースは実践問題に取り組んだり、面接対策をしたりと、最後の追い上げをかけられます。
いずれのコースも1対1もしくは1対2で授業形態を選択可能です。
「1人で勉強に集中したい」「一緒に頑張る仲間がほしい」など、自分の希望に合わせて授業スタイルを選びましょう。
その他、準2級・2級受験者用に、個別指導・Web過去問演習・カウンセリング・オンライン授業がセットになった「英検パック」もありますよ。
日米英語学院【5級~1級の対策可】

日米英語学院は、1980年設立の英会話スクールです。
関東に4校、関西に6校展開しています。
英会話・資格試験対策・留学/進学準備など幅広いコースを提供しているのが特徴です。
特に各種英語試験対策に強く、難関といわれる英検1級は32%、準1級は34%と高い合格率を誇ります。
英検対策講座では、リスニング・長文読解・基礎英文法などから、それぞれに必要なクラスを組み合わせてオリジナルカリキュラムを作成するため、効率的に力を付けていけますよ。
グループレッスンとプライベートレッスンのどちらかを選択可能です。
また、日本人講師と外国人講師の両方が在籍しており、目的に応じて好みの講師を選べます。
オンラインでも英検対策講座を受講できますよ。
4技能型英語塾キャタル【~1級の対策可】

キャタルは、4技能をバランス良く上達させる独自メソッドを採用している英語塾です。
「読書を通じて英語を習得すること」「英語を英語で学ぶこと」「インプットとアウトプットをバランス良く行うこと」などを軸に指導しています。
英検では4技能すべての力が問われるため、キャタルでの学習は十分英検に活かせるでしょう。
講師は全員バイリンガルです。
長期的に英語を学び、英検1級などの難関を突破した講師だからこそ、学習中の疑問や悩みに親身に寄り添ってくれます。
試験1ヶ月前には、英検準備カリキュラムが実施されます。
短期間で集中的に試験に必要な学習法を学んだり対策に取り組んだりするのが特徴です。
試験のコツに関する独自のオンライン解説動画は自宅からでも視聴できますよ。
Z会グループ大学受験ディアロ【5級~準1級の対策可】

Z会グループ大学受験ディアロは、映像×対話式トレーニングで学ぶ大学入試専門の塾です。
オプションとして「英語資格・検定対策オプション/英検対策」を受講できます。
一次試験と二次試験の両方の対策が可能なタブレット教材「英検対策コンテンツ」を用いてトレーニングを重ねます。
間違えた問題を重点的に復習できる構成になっているので弱点克服に最適です。
英検対策は、高校生に加えて中高一貫校在籍の中学生も対象となります。
Z会グループ大学受験ディアロは、首都圏を中心に校舎を展開しています。
首都圏以外に住んでいる人は、オンライン受講を検討してみましょう。
ESA英語専門塾・予備校【準2級~準1級の対策可】

ESA英語専門塾・予備校は、その名の通り英語指導を専門とした塾です。
英語指導に優れたプロ講師がそろっており、超難関といわれる早稲田大学・慶応大学・東京大学などの合格者を多数輩出しています。
英検コースは、準1級および2級のみ対応しています。
準1級コースは2級合格、2級コースは準2級合格が条件となっているため注意しましょう。
実際に英検合格実績のある講師が指導にあたるため、単に出題傾向や文法を理解できるだけでなく、単語や熟語の覚え方・長文読解のコツ・リスニングの上達ポイントなども知れますよ。
その他、短期の「英検スピーキング対策講座」や「英検直前対策講座」も随時開講されています。
また、春期講習や冬期講習にも英検コースが設置されているため、必要に応じて利用してみると良いでしょう。
大人も通える英検対策に強い塾おすすめ5選

塾というと「学生が通う場所」といったイメージがありますが、大人が通える塾もあります。大人でも英検対策ができるおすすめの塾は、次の5スクールです。
塾名 | 対象 | 受講料 | 校舎 |
---|---|---|---|
ブラスト英語学院 | 小学生~社会人 | 校舎によって異なるため、近くの校舎に要問い合わせ | 東京(渋谷・新宿)・神奈川(横浜)・埼玉(浦和) オンライン受講可 |
武田塾English | 社会人 | 【英検コース】528,000円/12週間982,080円/24週間 【一年間コース】1,870,000円/48週間 | 東京(新宿) オンライン受講可 |
アルプロス | 【エグゼクティブ・プログラム】198,000円/20レッスン※20レッスンを1セットとして希望のセット数を決める 【プライベートレッスン】9,900円~13,750円 ※内容によって異なるため要問い合わせ 【ベーシック英語4技能プログラム】75,680円/1ヶ月~ ※期間は1ヶ月・3ヶ月・5ヶ月から選択可 | 東京(新宿) オンライン受講可 | |
TRAアカデミー | 小学生~社会人 | 【2時間コース】99,000円/6回~ 【ALL DAYコース】142,560円/3日~ 【一日スペシャルコース】46,200円/1日~※各コース回数やにっすによって異なる | 東京(渋谷)・大阪(本町)・京都(山科) 一部オンライン受講可 |
英検アカデミー | 小学生~社会人 | 要問い合わせ | 東京・神奈川・千葉・埼玉・茨城・栃木・群馬…他31道府県 オンライン受講可 |
それぞれ特徴を解説します。
ブラスト英語学院【5級~1級の対策可】

ブラスト英語学院は、英検をはじめとした各種英語試験の対策に強い英語塾です。
校舎は渋谷・新宿・浦和・横浜の4校のみと少ないですが、全コースオンラインに対応しているのが魅力です。
受講者は小学生~70代とかなり幅広く、社会人でも気兼ねなく通えます。
英検対策コースでは、プライベートレッスンかグループレッスンが選べるようになっています。
校舎によって対応している級が異なることを覚えておきましょう。
一緒に学ぶ生徒がいることが英語力上達のスピードアップにつながるとして、ブラスト英語学院ではグループレッスンが推奨されています。
レッスン形態に迷ってしまう人は、直接相談してみると良いでしょう。
指導にあたる講師も年3回英検を受験しています。
英語力が高いことはもちろん、変化していく問題傾向と対策にもしっかり対応していることがブラスト英語学院の強みです。
武田塾English【~1級の対策可】

武田塾Englishは、社会人向けの英語コーチングサービスです。
1人ひとりの学習の悩みや弱点に焦点を当て、最短最速で目標を達成できるカリキュラムを作成しています。
学習で使われるのは、厳選された市販教材です。
1000冊以上ある語学系参考書の中から適切なものを選定してくれますよ。また、武田塾Englishでは、1冊を完璧にこなすことを学習の基本としています。
独学だと「あっちもこっちもやらなければ…」となりがちですが、自分に最適な1冊を選んでもらえる上に、とにかく1つに取り組めば良いため、迷わずに学習できるでしょう。
宿題が毎日設定されたり、毎週確認テストが実施されたりと、学習は徹底的に管理されるのも武田塾Englishの特徴です。
実校舎は1つしかありませんが、オンラインでも受講できますよ。
アルプロス【~1級の対策可】

アルプロスは、アメリカの大学付属英語学校をルーツに持つ総合英語学校です。
留学の同等の英語教育を提供していることから、多くの人に利用されています。
アルプロスでは、メインコースである1ヶ月集中プログラムを完全プライベートで受けられる「エグゼクティブコース」や、個々のニーズに応じてカリキュラムを組んでくれる「プライベートレッスン」で英検対策が可能です。
エグゼクティブコースの「アカデミック英語コース」では、英検に必要な4技能の基礎を習得できます。
また、中高生向けには「英検対策プライベートレッスン」が開講されています。
基本的には、準2級~1級の合格を目指す人が対象です。「上位級を目指す前に基礎を固めたい」と考えている中高生には、「ベーシック英語4技能プログラム」がおすすめです。
1ヶ月単位で4技能それぞれの基礎が身に付きますよ。
中学生~社会人の幅広い層が、それぞれの目的に応じた学びを得られるのがアルプロスの魅力です。
TRAアカデミー【~1級の対策可】

TRAアカデミーは、「短期集中」「マンツーマン」を軸とした英語・英会話・TOEIC専門の塾です。
生徒は小学生~社会人と幅広く、受験やキャリアアップなどさまざまな目的を持って学習に取り組んでいます。
英検対策が可能なコースは「英語面接対策」「英検1級・準1級対策」「英検対策コース」「中学/高校受験英語特化コース」「小学生英検コース」の5種類です。
いずれのコースにおいても、リスニング対策・頻出文法・ボキャブラリー対策などのカリキュラムをそれぞれの英語力や目的に応じて組み合わせることで、最適な学習内容を提供しています。
東京・大阪・京都それぞれに1校舎ずつ構えています。
「英検1級・準1級対策」については、オンラインでの受講も可能です。
英検アカデミー【~準1級の対策可】

英検アカデミーは、名前の通り英検対策に特化した塾です。
塾や予備校にありがちな大学生アルバイトではなく、英語指導を本業としているプロが講師として在籍していることから、絶大な信頼感が寄せられています。
オンラインのプライベートレッスンか実校舎でのセミプライベートレッスン(最大3人)が選択可能です。
プライベートレッスンでは、時間や曜日に融通が利くため、忙しい中でも学習を継続できます。
セミプライベートレッスンにおいても、3人が一斉に授業を開始するのではなく、それぞれの授業が重なる時間帯があるといった形式を採用しているため、ある程度柔軟に対応してもらえますよ。
小学生・中学生・高校生・社会人と年齢別に「絶対英検合格コース」が開講されています。
英検に関するノウハウが詰まったオリジナル教材を用いることで、最短合格を目指せますよ。
小学生・中学生・高校生は対面とオンラインどちらでも受講できますが、社会人の場合はオンラインのみです。
英検対策に強い塾を選ぶときのポイント

英検対策のために塾を選ぶ際には、次の6つのポイントに注目しましょう。
・塾のタイプ
・対象学年/年齢
・塾の立地/受講場所
・授業スタイル
・授業内容
・受講料
順番に見てみましょう。
塾のタイプ
タイプを絞って、自分に合った塾を探しましょう。
英検対策に取り組める塾には、次の3つのタイプがあります。
・英検対策に特化した塾
・英検に限らず英語全般を学べる塾
・学校での成績アップや受験対策をメインとした塾
例えば、「英語力はある程度あるため、英検の傾向と対策のみを知りたい」場合であれば、英検対策に特化した塾で十分でしょう。
一方、「総合的に英語力を高めつつ、短期目標である英検合格を達成したい」という人は、英語全般が学べる塾が適しているといえます。
また、高校受験や大学受験を控えている学生であれば、受験対策も行える塾がおすすめです。
このように、英検を受験する目的や自分の英語レベルに合ったタイプの塾を選びましょう。
対象学年/年齢
各塾には、対象学年および年齢が定められています。
それは、学年や年齢に応じて、必要な指導が変わってくるためです。
小学生と高校生では英語力だけでなく、発達度合いも大きく異なります。
それぞれの塾はそうした学年や年齢に伴う変化に応じた指導を提供しているわけです。
いくらサービスを気に入ったとしても、対象から外れていれば授業は受けられません。
特に社会人の場合は、対象が学生のみになっていないかをよく確認しておきましょう。
塾の立地/受講場所
塾を決める際は、立地を確かめておくことが大切になります。
校舎に通うとなれば、自宅からの通いやすさが継続のカギになるためです。
「自宅から校舎まで1時間もかかる」「電車を乗り継がなければならない」など通いづらい塾の場合、最初は良くてもじきに通学が苦痛になってしまいます。
できれば自宅近辺に校舎がある塾を選ぶと良いでしょう。
仮に希望する塾がオンラインに対応していれば、校舎が遠方にあっても問題ありません。
オンラインで受講できるかどうかもチェックしてみてください。
授業スタイル
プライベートレッスン・セミプライベートレッスン・グループレッスンなどの授業スタイルには人によって向き不向きがあります。
そのため、何が自分に合っているのかをよく考える必要があります。
例えば、「集団授業だと周りの目を気にしてしまう」という人には、プライベートレッスンやセミプライベートレッスンが適しているでしょう。
反対に「切磋琢磨できる仲間がほしい」といった人には集団授業をおすすめします。
塾によって採用している授業スタイルはさまざまなため、複数の塾を比べてみると良いでしょう。
授業内容
授業の内容は最も注目すべきポイントです。
英検は「読む・書く・聞く・話す」の4技能を測る試験であり、人によって合格に向けて伸ばしたい技能は異なります。
例えば、リスニングに課題があると把握できている場合、4技能を満遍なく学ぶよりリスニングトレーニングを重点的に行った方が効率的です。
個々でオリジナルカリキュラムを作成してくれる塾もあれば、決まったカリキュラムで指導してくれる塾もあります。
公式サイトだけでは詳細な授業内容は分からないため、気になる塾があれば体験授業に参加してみることをおすすめします。
受講料
無理せずに支払える受講料の塾を選ぶと、学習を継続しやすくなります。
自分の子供が英検対策に取り組みたいと考えている場合、少しでも良い塾に通わせてあげたいのが親心でしょう。
しかし、金銭的負担が大きいと途中で通わせるのが難しくなってしまいます。
反対に、月々の負担が少なければストレスなく通塾し続けられるでしょう。
当然ながら金銭的負担による挫折は、自分でお金のやりくりをしている社会人にも起こり得ます。
とはいえ、「安いから!」という理由のみで塾を選んでしまっても失敗を招きます。
受講料はあくまで塾選びのポイントの1つであり、前述の5つのポイントも考慮することが大切です。
塾で英検対策指導を受けるメリット

英検対策に取り組むとき、独学ではなく通塾を選ぶのには、次の3つのメリットがあります。
各メリットについて詳しく解説します。
合格の可能性が高まる
塾で英検対策指導を受けることで、合格の可能性が高まります。
その理由は、指導者がいるためです。
塾の講師は英語教育や英検に精通したプロです。
そのため、生徒それぞれの英語力や苦手分野を的確に判断し、個々に合った学びへと導いてくれます。
また、実際に英検を経験している講師も多いため、勉強法や受験のコツなども知れるでしょう。
さらに、独学では難しい二次試験対策も指導者がいる塾であればしっかり行えます。
適切に指導してくれる講師がいるからこそ効率良い学習が実現し、合格へとグッと近づけるわけです。
学習時間をしっかり確保できる
学習時間をしっかり確保できるのも通塾のメリットです。
授業の日程が決められている上、つぎの授業までにこなすべき宿題や課題が出ます。
独学のように学習内容に迷ったり、ついだらけてしまったりすることが起きづらくなるのです。
徹底的に学習を管理してくれる塾に通えば、よりストイックに時間を確保できるようになるでしょう。
塾に通い習慣的に学習時間を設けられるようになればその分英語力の上達は早まりますよ。
モチベーションを維持しやすい
塾で英検対策に取り組むことは、モチベーション維持にもつながります。
なぜなら、学習内容や取り組み方が明確になるためです。
独学で英検対策に取り組もうとすると「今の自分に本当に必要な学びは何なのか」「どの参考書が自分に合っているのか」「何をどの程度学べば良いのか」などの壁にぶち当たります。
合格までの道筋が明らかでない状態で学習をスタートしても、途中で学習目的を見失ってしまい、モチベーションが下がってしまうのです。
塾であれば必要な学習を明確に提示してくれます。
計画性をもって学習に取り組めるため、モチベーションを保ちやすくなるわけです。
そもそも英検とは?

英検とは、国内最大級の英語検定試験です。
小学生〜社会人の幅広い年代を対象としています。
英検では、日常生活・アカデミック・ビジネスといったさまざまな場面を想定し、英語4技能(リーディング・リスニング・スピーキング・ライティング)それぞれの力を測ります。
英検を受けるメリットの1つとして、受験で活用できることが挙げられます。
現在多くの高校や大学の入学試験で外部の英語試験が活用されており、その中の1つが英検です。
英検で上位級を獲得しておくことが、受験に有利に働きます。
また、英検は英語学習の目標の1つにもなり得ます。
英検合格を短期目標として掲げればモチベーションを維持しやすくなりますし、目標級の合格を達成できれば自信にもつながるでしょう。
このように英検を受験することは、英語学習に取り組む多くの人にメリットをもたらします。
各級のレベルの目安
英検は1級~5級の7つにレベル分けされています。
各級のレベルの目安は下の表の通りです。
1級 | 大学上級程度 |
準1級 | 大学中級程度 |
2級 | 高校卒業程度 |
準2級 | 高校中級程度 |
3級 | 中学卒業程度 |
4級 | 中学中級程度 |
5級 | 中学初級程度 |
1級と5級では、かなりレベルが異なることが分かるでしょう。
とはいえ、小学生で上位級を取得している人もいるわけです。
取り組み方次第ではどんどん上を目指していけるでしょう。
上表のレベルの目安と現状の英語力を照らし合わせながら、どの級の受験に挑戦するのかを検討してみてください。
2024年度 試験日程
英検の試験日程は、5月下旬~7月下旬に第1回検定、9月下旬~11月下旬に第2回検定、翌年1月中旬~3月上旬に第3回検定と年3回設けられています。
2024年度の試験日程(個人での申し込み)は次の通りです。
<第1回検定>
【受付】3月15日(金)~5月8日(水) | ||
試験日程 | Web合否発表日程 | |
一次 | 6月2日(日) | 6月24日(月) |
二次 | 7月7日(日) | 7月16日(火) |
7月14日(日) | 7月23日(火) |
<第2回検定>
【受付】7月1日(月)~9月9日(月) | ||
試験日程 | Web合否発表日程 | |
一次 | 10月6日(日) | 10月28日(月) |
二次 | 11月10日(日) | 11月19日(火) |
11月17日(日) | 11月26日(火) |
<第3回検定>
【受付】11月1日(金)~12月16日(月) | ||
試験日程 | Web合否発表日程 | |
一次 | 1月26日(日) | 2月17日(月) |
二次 | 3月2日(日) | 3月11日(火) |
3月9日(日) | 3月18日(火) |
(参照:2024年度 試験日程|英検)
二次試験の日程は、年齢や受験級などによって指定されます。詳しくは「2024年度 試験日程」をご覧ください。
【2024年度】英検の問題形式がリニューアル!

2024年度の第1回検定より、3級以上で一部問題形式がリニューアルされます。
級ごとにリニューアルされる箇所をまとめました。
<1級>
リーディング | 41問→35問 ・大問1(短文の語句空所補充):3問削除 ・大問3(長文の内容一致選択):3問削除 |
ライティング | 英作文1題→2題・既存の「意見論述」+「要約問題」 |
<準1級>
リーディング | 41問→31問 ・大問1(短文の語句空所補充):7問削除 ・大問3(長文の内容一致選択):3問削除 |
ライティング | 英作文1題→2題 ・既存の「意見論述」+「要約問題」 |
スピーキング | 受験者自身の意見を問う質問に話題導入文を追加 |
<2級>
リーディング | 38問→31問 ・大問1(短文の語句空所補充):3問削除 ・大問3B(長文の内容一致選択):4問削除 |
ライティング | 英作文1題→2題・既存の「意見論述」+「要約問題」 |
<準2級>
リーディング | 37問→29問 ・大問1(短文の語句空所補充):5問削除 ・大問3B(長文の内容一致選択):3問削除 |
ライティング | 英作文1題→2題 ・既存の「意見論述」+「Eメール問題」 |
試験時間 | 75分→80分 |
<3級>
ライティング | 英作文1題→2題 ・既存の「意見論述」+「Eメール問題」 |
試験時間 | 50分→65分 |
リニューアルの詳細は「2024年度 実用英語技能検定(英検) 問題形式リニューアル」をご覧ください。
このサイトには、リニューアルした問題に対する学習法の解説動画も掲載されていますよ。
英検対策に強い塾はさまざま!自分に合ったスクールで合格を目指そう
英検対策に強いおすすめの塾を紹介してきました。
この記事で紹介した15スクールを改めて表にまとめています。
<小学生~大学生向け>
塾名 | 対象 | 受講料 | 校舎 |
---|---|---|---|
クラウドEnglish | 中学生・高校生 | 個別での見積もりのため要問い合わせ | オンライン |
鬼管理英語塾 | 中学生~大学生 | 39,800円~ ※1技能特訓コース~4技能特訓コースで異なる | オンライン |
ESL club | 小学生~高校生 | <実校舎> 【マンツーマン】58,300円~【セミプライベート】44,000円~※回数/週によって異なる <オンライン>52,800円(週2回) | 東京(渋谷) オンライン受講可 |
アクティメソッド | <実校舎>校舎によって異なるため、近くの校舎に要問い合わせ <オンライン>13,200円~※クラスによって異なる | 東京・神奈川・千葉・埼玉・茨城・栃木・群馬…他14道府県 オンライン受講可 | |
個太郎塾 | 小学生~高校生 | 「英検パスコース」8,800円~※級によって異なる | 東京・神奈川・千葉・埼玉・茨城・長野 |
ECCの個別指導塾ベストワン | 小学生~高校生 | 校舎によって異なるため、近くの校舎に要問い合わせ | 東京・神奈川・千葉・埼玉・茨城・栃木・群馬…他24道府県 オンライン受講可 |
日米英語学院 | 小学生~高校生 | 個別でのプラン作成のため要問い合わせ | 東京(新宿・渋谷・池袋)・神奈川(横浜)・大阪(梅田・なんば・天王寺)・京都(四条)・兵庫(三宮・川西) |
4技能型英語塾キャタル | 小学3年生~高校生 | 校舎によって異なるため、近くの校舎に要問い合わせ | 東京(渋谷・自由が丘・二子玉川・池袋・吉祥寺・立川)・福岡(薬院大通・西新) |
Z会グループ大学受験ディアロ | 中学生・高校生 | 校舎によって異なるため、近くの校舎に要問い合わせ | 東京・神奈川・千葉・埼玉・栃木・静岡 オンライン受講可 |
ESA英語専門塾・予備校 | 中学生~大学生 | 「英検コース」2級:26,400円準1級:33,000円 「英検スピーキング対策講座」13,200円~※級によって異なる 「英検直前対策講座」2級:28,600円準1級:33,000円 | 東京(目白・自由が丘) |
<大人でも通える>
塾名 | 対象 | 受講料 | 校舎 |
---|---|---|---|
ブラスト英語学院 | 小学生~社会人 | 校舎によって異なるため、近くの校舎に要問い合わせ | 東京(渋谷・新宿)・神奈川(横浜)・埼玉(浦和) オンライン受講可 |
武田塾English | 社会人 | 【英検コース】528,000円/12週間982,080円/24週間 【一年間コース】1,870,000円/48週間 | 東京(新宿) オンライン受講可 |
アルプロス | 【エグゼクティブ・プログラム】198,000円/20レッスン※20レッスンを1セットとして希望のセット数を決める 【プライベートレッスン】9,900円~13,750円 ※内容によって異なるため要問い合わせ 【ベーシック英語4技能プログラム】75,680円/1ヶ月~ ※期間は1ヶ月・3ヶ月・5ヶ月から選択可 | 東京(新宿) オンライン受講可 | |
TRAアカデミー | 小学生~社会人 | 【2時間コース】99,000円/6回~ 【ALL DAYコース】142,560円/3日~ 【一日スペシャルコース】46,200円/1日~※各コース回数やにっすによって異なる | 東京(渋谷)・大阪(本町)・京都(山科) 一部オンライン受講可 |
英検アカデミー | 小学生~社会人 | 要問い合わせ | 東京・神奈川・千葉・埼玉・茨城・栃木・群馬…他31道府県 オンライン受講可 |
ひとえに英検対策といっても、塾のタイプ・授業スタイル・授業内容などはそれぞれ大きく異なります。
塾を選ぶ際には、この記事の内容や公式サイトを参考に気になる塾を比べてみることが大切です。
また、サイト上で得られる情報だけでは、実際の授業の雰囲気や講師の質などまでは分かりません。
そこで少しでも興味があれば、体験授業に申し込むことをおすすめします。
そうして自分に合った塾を見つけ、英検合格を目指していきましょう。
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