英語の先生を目指せる大学特集|高等学校教諭免許(英語)が取得できる大学紹介

英語の先生を 目指せる大学特集

「英語を通して生徒の可能性を広げたい!」

「国際社会で活躍できる力を育てたい!」

こうした想いを抱き、英語の先生という進路を志す人もいます。

高等学校で英語を教えるためには、「高等学校教諭一種免許状(英語)」の取得が必要です。この免許は、大学に設置された教職課程を履修し、所定の単位を修得したうえで卒業することで取得できます。

大学によって英語教育の特色や教職支援体制、実践機会の内容はそれぞれ異なります。本記事では、英語教育を専門的に学びながら、高等学校教諭免許(英語)の取得を目指せる大学を紹介します。

英語教育の成果は、数値にも表れている

近年、日本の英語教育は着実に変化しています。文部科学省が公表している「令和5年度 英語教育実施状況調査」によると、高校3年生でCEFR A2レベル相当以上の英語力を有する生徒の割合は、50.6%に達しました。

平成23年度(H23)時点では約30%前後だった割合が、10年以上をかけて着実に上昇し、ついに5割を超えています。これは、英語を「読む・書く・聞く・話す」の4技能で育成する現在の教育方針が、一定の成果を上げていることを示す数値です。

特に高校段階では、英語を実践的なコミュニケーション能力として育成することが重視されており、その到達状況が明確に改善している点は注目に値します。

こうした流れの中で、中学校、および高等学校で英語を指導する教員には、より高度な専門性と実践的な指導力が求められています。英語を専門的に学び、教育方法論まで体系的に修得できる大学を選ぶことの重要性は、今後さらに高まっていくといえるでしょう。

出典:
文部科学省「令和5年度 英語教育実施状況調査(概要)」
https://www.mext.go.jp/content/20240527-mxt_kyoiku01-000035833_1.pdf
文部科学省 英語教育に関する情報ページ
https://www.mext.go.jp/a_menu/kokusai/gaikokugo/index.htm

こうした英語教育の変化の中で、教員に求められる役割も広がっています。単なる知識の伝達ではなく、4技能を統合的に育てる授業設計や、実践的なコミュニケーション活動を支える指導力が重要視されています。

だからこそ、英語を専門的に学び、教育方法論まで体系的に身につけることができる大学を選ぶことは、将来英語教師を目指すうえで大きな意味を持ちます。

高校生の英語に対する意識

文部科学省「令和5年度 全国学力・学習状況調査」によると、高校生の約90%が「英語の勉強は将来役に立つ」と回答しています。一方で、「英語の勉強が好き」は約52%、「将来英語を使う仕事に就きたい」は約41%にとどまっています。

英語の必要性は広く認識されているものの、それが「好き」や「将来の進路」へと結びつく段階で割合は下がります。この差をどう埋めるか――そこに英語教育の役割があります。

参照:
文部科学省「令和5年度 全国学力・学習状況調査」英語に関する質問紙調査結果(令和5年度)
https://www.mext.go.jp/content/20240517-mxt_chousa02-000036016_07.pdf
※本記事掲載の図は、同調査結果をもとに編集部が再構成したものです

英語を単なる科目ではなく、自分の可能性につながる力として実感させること。そのための専門的な学びが、大学での教員養成課程には求められています。

目次

英語の先生になるには?

高等学校教諭一種免許状(英語)とは

高等学校で英語を教えるための「高等学校教諭一種免許状(英語)」は、大学に設置された教職課程を履修し、所定の単位を修得したうえで卒業することで取得できます。
大学卒業時に申請を行い、都道府県教育委員会から免許状が交付されます。

教職課程と必要単位の概要

教職課程では、英語学・英文学・言語学などの専門科目に加え、教育原理や教育心理学、英語科教育法などの教育関連科目を履修します。
英語の知識を深めるだけでなく、「どのように教えるか」という視点から授業設計や指導法を学ぶことが重視されています。

教育実習と免許取得までの流れ

在学中には教育実習が行われ、実際の高等学校で授業を担当します。授業準備や指導案作成、生徒対応などを通して、実践的な指導力を養います。
卒業後、公立学校を目指す場合は各自治体の教員採用試験に合格する必要があります。大学での学びは、教員としての基礎を築く大切な期間となります。

英語教育を学べる大学の特色

英語専門科目と教育法の充実

英語教員を目指せる大学では、英語学・英文学・言語学などの専門分野を体系的に学ぶことができます。文法や発音、音声学、第二言語習得論などを通して、英語という言語を多角的に理解する力を養います。

あわせて、英語科教育法や授業設計演習などの科目を通して、「どのように教えるか」という実践的な視点も身につけます。単なる語学力の向上だけでなく、教壇に立つことを意識したカリキュラムが整えられている点が特徴です。

留学・国際交流プログラム

多くの大学では、海外留学や語学研修、国際交流プログラムを実施しています。実際に英語を使う環境に身を置くことで、語学力だけでなく異文化理解やコミュニケーション力を高めることができます。

短期研修から長期留学まで選択肢はさまざまで、協定校との交換留学制度を整えている大学もあります。将来英語を教える立場として、国際的な視野を広げる経験は大きな財産となります。

教職支援体制と採用試験対策

教員採用試験に向けたサポート体制を整えている大学も多くあります。教職支援センターやキャリア支援部門が中心となり、筆記試験対策講座や面接指導、模擬授業対策などを実施しています。

また、自治体ごとの採用情報を提供したり、現役教員や卒業生による講話を行ったりするなど、実践的な支援が用意されている場合もあります。こうした体制は、教員を志す学生にとって心強い支えとなります。


英語の先生を目指せる大学の紹介

ここでは、英語教育に力を入れながら、高等学校教諭免許(英語)の取得を目指せる大学を紹介します。それぞれの大学が掲げる教育方針や学びの特色に基づき、英語教員養成に取り組んでいる環境をまとめました。

神田外語大学

英語教育の特色

神田外語大学は、語学教育に特化した大学として知られています。外国語学部 英米語学科では、英語を高度に運用できる力の養成とともに、教育現場で求められる専門的知識の習得を目指すことができます。

授業は少人数制で行われることが多く、ディスカッションやプレゼンテーションを中心とした参加型の授業が特徴です。英語を単に理解するだけでなく、「英語で考え、英語で発信する力」を重視したカリキュラムが展開されています。

教職課程では、英語科教育法や第二言語習得に関する科目を履修し、将来教壇に立つことを見据えた学びを深めます。語学専門大学ならではの環境の中で、英語力と教育力の両方を高めることができます。

学習支援と国際的な環境

学内には自立学習支援施設が設けられ、学習アドバイザーによる個別サポートを受けることが可能です。学生一人ひとりの目標に応じた学習計画を立てながら、主体的な学びを支える体制が整えられています。

また、海外協定校との短期・長期留学制度も充実しており、実際に英語を使用する環境で学ぶ機会が用意されています。日常的に外国人教員や留学生と接することができる国際的な学習環境は、将来英語を教える立場を目指す学生にとって大きな経験となります。

語学教育に強みを持つ大学ならではの環境の中で、英語教師として必要な専門性と実践力を育てることができる大学です。

項目内容
所在地千葉県千葉市美浜区
設置区分私立大学
学部外国語学部 ほか
主な学科英米語学科
取得可能な主な免許高等学校教諭一種免許状(英語)
中学校教諭一種免許状(英語)
教育の特徴実践的語学教育と少人数制指導

東京学芸大学

英語教育の特色

東京学芸大学は、教員養成を中核に据えた国立大学として広く知られています。教育学部では、将来教壇に立つことを前提とした体系的なカリキュラムが整備されており、英語専攻では言語学・英文学・英語教育学をバランスよく学ぶことができます。

英語を高度に理解するための専門科目に加え、英語科教育法や教材研究、第二言語習得論などの教育専門科目も充実しています。理論を学ぶだけでなく、「どのように教えるか」という実践的視点を重視している点が特徴です。

授業では、模擬授業や指導案作成演習を通じて、実際の授業運営を想定したトレーニングが行われます。英語力の向上と並行して、教育者としての専門性を段階的に高めていく構成となっています。

実践機会と教職支援

附属学校を持つ強みを活かし、段階的な教育実習体制が整えられています。早い段階から学校現場に触れる機会が設けられており、理論と実践を往復しながら学びを深めることができます。

教職志望者向けの支援体制も整備されており、教員採用試験対策や進路相談、卒業後のキャリア支援など、教員としてのキャリア形成を見据えたサポートが行われています。

教員養成を専門とする環境の中で、英語教師としての専門性と実践力を着実に育てていける大学といえるでしょう。

項目内容
所在地東京都小金井市
設置区分国立大学
学部教育学部
主な専攻学校教育教員養成課程 英語専攻
取得可能な主な免許高等学校教諭一種免許状(英語)中学校教諭一種免許状(英語)
教育の特徴教員養成を主目的とした専門的カリキュラム

東京外国語大学

英語教育の特色

東京外国語大学は、日本を代表する外国語系の国立大学として広く知られています。英語を含む多言語教育を専門とし、言語学・文学・文化研究を通じて高度な専門性を養う教育が特徴です。

英語圏言語文化分野では、英語学や英文学、文化研究を体系的に学びながら、言語の構造や社会的背景について深く理解を深めます。単なる語学運用能力にとどまらず、学術的視点から英語を探究できる点が大きな特色です。

教職課程を履修することで、高等学校教諭一種免許状(英語)の取得が可能です。英語科教育法や教育に関する科目を通じて、専門的な研究成果を教育現場にどう活かすかという視点も養われます。

国際的な学習環境と支援体制

東京外国語大学は、多数の海外大学と協定を結び、交換留学や海外研修制度を整備しています。キャンパス内でも多様な国籍の学生が学んでおり、日常的に異文化交流が行われる国際的な環境が特徴です。

教職を志望する学生に対しては、履修相談や採用試験に関する情報提供などの支援も行われています。高度な語学力と国際的視野を備えた英語教師を目指す学生にとって、専門性を深められる環境が整った大学といえるでしょう。

項目内容
所在地東京都府中市
設置区分国立大学
学部言語文化学部/国際社会学部 ほか
主な専攻分野英語圏言語文化分野 など
取得可能な主な免許高等学校教諭一種免許状(英語)中学校教諭一種免許状(英語)
教育の特徴高度な言語研究と国際性を重視した教育環境

英語教員を目指す進学先選びについて

英語教員養成に取り組む大学は、それぞれに教育理念や学びの特色があります。専門的な英語研究を重視する大学、実践的な授業力の育成に力を入れる大学、留学や国際交流を通じて国際感覚を養う大学など、その取り組みは多様です。

進学を検討する際は、取得可能な免許の種類や教職課程の内容、教育実習の体制、教職支援の仕組みなどを確認し、自分の将来像に合った環境を選ぶことが大切です。

大学公式サイトやオープンキャンパスを通じて、教育方針やカリキュラムの詳細を確認しながら、納得のいく進路選択を進めていきましょう。

本記事への掲載について

本記事は、英語教育を志す受験生に向けた情報提供を目的として作成しています。
掲載内容に修正・追加のご希望がございましたら、お気軽にご連絡ください
今後も英語教員養成に取り組む大学を随時掲載予定です。

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この記事を書いた人

英会話カフェ編集部です。英会話カフェ編集部では、50社以上のオンライン英会話・英会話教室を体験、調査した経験をもとに、読者の方にとって最適な英会話サービスを選べるようサポートしています。

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