オンライン英会話を始めてみたけど、いまいち成果がわからない。
最近英語に伸び悩んでる。
そんな方におすすめしたいのがノートを活用した英語学習です。
ノートを活用した学習にはオンライン英会話上達だけでなく様々なメリットがあります。
オンライン英会話をこれから始める方や英語力が伸び悩んでいる方におすすめしたいノート術を解説するので、ぜひ試してみてください。
オンライン英会話にノートは必要?ノートを作るべき3つのメリット
オンライン英会話の学習でノートは非常に役に立ちます。
「最近は、優秀なアプリや参考書も多いのになぜノート?」と疑問に思うかもしれませんが、ノートだからこそ得られるメリットがあるんです。
ノートを活用すると得られるメリットを3つ紹介します。
・学習の記録になる
・予習復習のための優秀なツールになる
・モチベーションを維持できる
学習の記録になる
ノートを活用して学習すると学習の記録ができます。
記録は学習を習慣化するために有効です。
心理学に「セルフモニタリング」という習慣化を助けるテクニックがあります。
記録をつけることで自分のとった行動から効果を感じやすくなり、積極的に習慣化しようとする心理を利用したテクニックです。
セルフモニタリングの難点は記録を取るのが面倒でサボってしまうことですが、ノートを使って学習すれば、学習内容がそのまま記録になります。
勉強した量が目に見えるため「これだけ勉強できたんだ」と自信になるのも良い点です。
ノートを活用してオンライン英会話レッスンを受けることで自然に学習を記録でき習慣化や自信に繋がります。
予習復習のための優秀なツールになる
ノートは自分専用の予習復習ツールになります。
予習内容をノートに書き分からない点や苦手な点を見つけることで、オンライン英会話のレッスンで質問や集中して聞きたい内容を整理しやすいです。
復習では、自分のわからない箇所を中心に書いているので、弱点克服の学習ツールになります。
また、アプリのノートと違い、予習や復習するたびに他のページも目に入るので学習内容が記憶に残りやすいです。
自分の苦手や新しい知識を集約できるノートでの学習は予習復習で大いに役に立ちます。
モチベーションを維持できる
オンライン英会話の学習にノートを取り入れるとモチベーションが維持できます。
英語学習でモチベーションが下がってしまう原因の1つは達成感が得られにくいからです。
学習にB5の大学ノートを使った場合、毎日予習復習をすると1〜2ヶ月ほどで使い切れます。
ノートを使い切ると英語学習ではなかなか得られない「これだけ学習した」という達成感を得られます。
達成感はモチベーションの維持に非常に有効です。
また表紙に目標や英語を話せるようになったらしたいことを書くのもいいでしょう。
学習のたびに、何のためにオンライン英会話をしているかが思い出せるのでモチベーションが下がりにくいです。
オンライン英会話の効果を増大するノートの作り方
ノートは、作り方や使い方を工夫するとオンライン英会話学習の効率が上がります。
具体的なノートの活用術のポイントを4つ紹介します。
この方法でノートを作ると効率良く学習できるノートが作れるのでぜひ試してみてください。
1.用意するノートは1冊だけ
2.書くときは必ず時系列
3.ペンを使って一目でわかるノートに
4.予習・復習のルールを
1.用意するノート1冊だけ
用意するノートは1冊だけにしましょう。
分野ごとに分けたい方やルーズリーフを好む方もいますが、おすすめは綴じられたノート1冊だけでの学習です。
理由は、3つあります。
書いた場所も含めて記憶に残りやすい
人の脳は空間的な情報があるとより記憶に残りやすいです。
ノートの前の方、真ん中の方、後ろの方など、どのあたりに書いたかノートの厚みの感覚も一緒に記憶されます。
ルーズリーフでは厚みが変わるのでノートのような空間的な情報がありません。
記憶の定着度を上げるため綴じられたノートがおすすめです。
使い分けや探す手間がない
ノートを1冊にすると情報の仕分けや、数冊のノートを管理する手間がないです。
せっかくノートを作るなら綺麗に使いたいと思う方もいますが、まずは手間が少なく管理しやすい方法を選びましょう。
予習や復習も一冊にまとめている方が効率がいいです。
どこに書いたかわからなくなると探す手間もかかります。
手間が多いと挫折につながるので、レッスンを継続するためにもノートを1冊にして手間を減らしましょう。
使い切りやすいので達成感が得られる
ノートが1冊だと使い切るまでの時間が短いので、ノートを数冊に分けたり、ルーズリーフに書いたりするよりも達成感が得られます。
ノートを使うメリットの1つ「達成感を得る」は、ノートを使い切らなければ得られません。
ノートを綺麗にまとめても挫折したり、途中でやめたりしては意味がないので、一冊を使い切り達成感を得て次に進みましょう。
2.書くときは必ず時系列
ノートを書くときは、いつ頃勉強したのかわかるように時系列で書きましょう。
時系列で書くと復習しやすいです。
人の記憶力に関する研究のエビングハウスの忘却曲線を参考に学習のスケジュールを組むと、1日後、1週間後、1ヶ月後に復習すると効率よく記憶に残ります。
復習するときに時系列でノートを書いていると、どこを復習すればいいか見つけやすいので便利です。
3.ペンを使って一目でわかるノートに
3色ペンを利用してみやすいノートにしましょう。
キーワードや覚えたい内容、ポイントなどに色ペンを使います。
ノートで色ペンを使うときに注意したいのは色を使いすぎないことです。
色の種類や量が多いと重要な部分が目立ちにくくなります。
予習段階では、黒以外の色は2色以内、量はノート全体の1〜3割程度に抑えることがおすすめです。
わかりやすいノートを作るために、色を使いすぎないようにしましょう。
4.予習・復習のルールを
予習・復習にルールを設けてノートを書くと使いやすいノートが作れます。
例えば、
・予習と英会話レッスン時は3色だけ使ってノートを書く。
・わからない又は、覚えてない単語は赤、ワンポイントアドバイスは青にする。
・復習で追加したところは、緑で書く。
・復習で覚えていないところは、1回目の復習は緑の蛍光ペン、2回目の復習は黄色の蛍光ペン、3回目の復習はピンク蛍光ペンでマーキングする。
ルールに従ってノートを作ると自分の弱点や苦手な分野がわかりやすいノートができるので、復習しやすいです。
予習・復習のノートを作る時は、苦手な場所を目立たせるように工夫すると効率よく学習できるノートになります。
オンライン英会話を充実させるためにノートに書く8つのこと
ノートの作り方の次は内容です。
いざノートを作ろうと思っても、何を書くべきか分からずテキストを丸写し状態になってしまう方もいるのではないでしょうか?
オンライン英会話を充実させるだけでなく、テストや資格試験の勉強にも活用できる内容を紹介するので、ぜひご覧ください!
次回のレッスンのキーワード・目標
次回のレッスン内容をテキストで確認してキーワードとそのレッスンでの目標を見つけます。
キーワードは、その単語をみるとレッスンの内容が思い出せるものがいいです。
例えば、「できることを説明する」レッスンの場合
・can
・could
・be able to
がキーワードになるでしょう。
そして目標は、「canとbe able toの使い分けができる」とすると何を学びたいかが明確になります。
キーワードと目標を書くとレッスンの目的を明確にできるのでポイントを集中的に学べます。
使ってみたいフレーズ
次回のレッスンで使いたいと思うフレーズをあらかじめ書いておきましょう。
オンライン英会話レッスンは、新しいことを学ぶだけでなく普段の学習のアウトプットの場でもあります。
しかし、いざレッスンが始まると緊張して予習した内容を忘れてしまい、せっかく勉強したのに使えなかったという経験はありませんか?
レッスンで思い出せない時のために、使いたいフレーズをノートに書いておきましょう。
フレーズは、アウトプットによって使える英語になります。
実際にレッスンでフレーズを使うと記憶への定着率が上がるだけでなく、発音の修正やフレーズの活用方法なども習得可能です。
レッスン中にフレーズを思い出せずにノートを見た場合、思い出せなかったフレーズに印をつけておくと復習の時にも役に立ちます。
テキストで知らない単語
テキストで予習している時に知らない単語が出てきたらノートにメモして、調べておきましょう。
事前に調べておくとレッスンがスムーズに進められます。
また、書き出すことで復習のたびに目に入り自然と記憶に残りやすいです。
新たに習う文法
新たに習う文法を自分なりに調べてまとめておきましょう。
レッスンの前に自分で調べて考えると、講師の説明が理解しやすいです。
また、自分の文法理解が間違っていないかの答え合わせをレッスンでできるので、間違いに気づくきっかけになります。
答えられなかったフレーズ
講師の質問や、レッスン中にうまく答えられなかったフレーズを追加で記載しましょう。
答えられなかったり使えなかったりしたフレーズは、色付きのペンでの記入やマーキングをおすすめします。
後から見直した時に目に入りやすいようにすると、復習しやすいです。
言いたいけど言えなかった内容
講師との会話の中で、日本語では浮かんでいるけど英語にできなかった内容をメモしておきましょう。
レッスン中に講師に教えてもらってもいいのですが、講師が日本人ではない場合、分からないフレーズを伝えるのにも時間がかかり効率が悪いです。
一旦日本語でメモしてレッスンの後に調べ、次回のレッスンで講師に確認して修正してもらうと効率よくレッスンを受けられます。
一度自分で調べる過程があると記憶にも残りやすいです。
新しく学んだ単語や文法
講師に教えてもらった新しい単語と文法を書き留めておきましょう。
レッスンでは新しい知識が増えます。
復習できるようにノートに残しておきましょう。
間違いや指摘されたこと
予習内容で理解が間違っているところや発音で引っかかるところなどレッスン中に講師から指導を受ける箇所はいくつかあるので、何を指導されたかメモしておきましょう。
レッスンを重ねると指導を受ける内容が似ている場合があります。
何度も同じ指導を受けているところは自分の苦手なところです。
集中的に学習すると英語力が向上するでしょう。
間違いや指摘のメモをとっておくと復習だけでなく苦手分野の分析もできます。
オンライン英会話の内容を定着させるノートを使った復習方法
ノートは作るだけでなく活用することで学習効率が上がります。
ノートを使った効果的な復習方法を紹介するのでぜひ試してみてください。
・キーワードを見て内容を思い出す
・予習で書いた単語を見返す
・読み返して思い出せなかった箇所をマークする
・言いたいけど言えなかった内容を調べて書く
・習った内容で英作文を作る
・疑問が生まれたら質問できるようにメモする
キーワードを見て内容を思い出す
ノートの内容を見る前に予習の時に書いたキーワードを見てレッスン内容を思い出してみましょう。
思い出すために使う時間は数分のみです。
その後にノートの内容に目を通すと、どこが記憶に残っていないのかわかります。
思い出せなかった内容を中心に復習すると効率よく学習できます。
予習で書いた単語を見返す
予習で書き出した、知らない単語を見返してどれくらい記憶に残っているか確認しましょう。
覚えやすい単語となかなか覚えられない単語があるはずです。
何度も繰り返し復習して少しずつ覚えていきましょう。
読み返して思い出せなかった箇所をマークする
ノート全体を見返して、覚えていない箇所があれば蛍光ペンなどでマーキングしましょう。
復習ごとに色を変えてマーキングすると、どこが記憶に残りにくいか明確にできるので、自分の弱点を見つけやすいです。
マーキングが多いところを集中的に学習すると英語力が伸びます。
言いたいけど言えなかった内容を調べて書く
レッスン中にメモした英語で言えなかった内容を調べて英作文にします。
作った英作文は、次回のレッスンの中で使ってみましょう。
使うタイミングがなくても、添削をしてもらう必要があります。
正しい英作文が作れていれば自信になり、間違っていてもレッスンで指導されることで知識の修正と理解を深めることが可能です。
作った英作文はレッスンで使うか講師に添削してもらいましょう。
習った内容で英作文を作る
レッスンで教わった新しい文法や単語を使って英作文を作ってみましょう。
インプットだけでは、学習内容は記憶に残りにくいです。
学習効率を上げるにはアウトプットも必要です。
アウトプット方法の1つに習った内容で英作文を作ることは有効です。
作った英作文をレッスンで使うとさらに記憶に残り、また間違いがあれば修正してもらえるので英語力のアップにつながります。
英作文を作ってアウトプットする癖をつけましょう。
疑問が生まれたら質問できるようにメモする
学習内容を復習していると疑問が出てくる時があるのでメモしましょう。
理解が不十分であったり、勘違いがあると見返した時に疑問が出てきます。
ノートを活用して、次回のレッスンで質問できるようにしておきましょう。
何が分からなかったのかやもう一度説明してほしい旨を英語で聞けるようにノートに書いておくと良いでしょう。
落とし穴に注意!オンライン英会話のノート作りで失敗しないためのポイント3つ
ノートでの学習にはいくつか落とし穴があります。
失敗例を知っておくと事前に防げるので確認しておきましょう。
主に3つの落とし穴があります。
・ノートを書くことが目的になっている
・分野ごとにノートを分けている
・せっかく作ったノートを放置している
ノートを書くことが目的になっている
ノートを綺麗にまとめることが目的になって活用できていない方がいます。
ノートを書くことが目的になってしまうと、まとめるのに時間がかかってしまったり、途中で汚くなってしまったなどの理由で書くのをやめてしまったりするので効率が悪いだけでなく習慣になりにくいです。
ノートを書いたことで達成感を得られる方もいますが、書いた後放置してしまい活用しなければ作った意味がありません。
ノートを書くこと自体が目的になっていないか注意しましょう。
分野ごとにノートを分けている
分野ごとにノートを分けると、うまくノートを活用できない場合があります。
語学は、学習内容それぞれに結びつきがあります。
そのため分野を分けるのは難しく、ノートを分けて作ると学習の際に何冊もノートを開く必要があり、結果分かりにくいノートになります。
単語だけ、文法だけと分けるのもおすすめできません。
単語も文法も実際に使われる文章とセットで学習した方が記憶に残るだけでなく「使える英語」として学習できるので、分野ごとに分けずに一つのノートにまとめることをおすすめします。
せっかく作ったノートを放置している
ノートを作っただけで満足して放置してしまう場合があります。
ノートを作った後繰り返し見返して追記しなければ意味がありません。
作ったノートを放置しないためには、持ち歩く癖をつけると良いでしょう。
家に置く時は、パソコンの前やテレビの前などに置くのがおすすめです。
テレビやパソコンの電源を入れる前に1ページ見直すなどのルールを作っておくとノートを放置しなくなるので試してみてください。
オンライン英会話のノート作りが楽しくなる3つのエッセンス
オンライン英会話学習にノートが有効である説明をしてきました。
実際に始めてみたけど続かないという方もいるので、ノートを使って勉強したくなる仕組みを作りましょう。
やる気と継続力がつくノート作りのエッセンス3つを紹介します。
・行動心理学を使ってついつい勉強してしまうノートを作る
・テンションが上がるこだわりのペンを持つ
・最初は薄いノートで達成感を、慣れたら気分の上がる上質なノートを使う
行動心理学を使ってついつい勉強してしまうノートを作る
ノートを作る際には、余白や空白を作りましょう。
人の脳には、「空白の原則」という空間があると埋めたくなる習性があります。
この脳の習性を利用して「ついつい勉強してしまうノート」を作りましょう。
予習であえて余白を多く取ったり、レッスン中に後から調べたいことを( )にして穴埋めできるようにします。
復習でノート開いた時に空白部分を埋めたいという心理が働いて自然と答えを探して勉強する仕組みが完成です。
ノートを開いただけで調べ物をしたくなるような仕組みを作ると学習が楽にできます。
テンションが上がるこだわりのペンを持つ
ノートを作るには、書きたいと思う気持ちが大切です。
お気に入りのペンがあるとノートを書くモチベーションが上がります。
可愛いデザインのペンや書き心地のいいペンなどこだわりは人それぞれですが、どんなペンが良いかわからない方には万年筆がおすすめです。
万年筆は、書く人の癖がペン先につくので、長年使うとペン先が自分の癖にあって書きやすくなります。
ペンを育てる感覚が味わえてもっとたくさん書きたいという気持ちになるのでお気に入りのペンを持つのがおすすめです。
最初は薄いノートで達成感を、慣れたら気分の上がる上質なノートを使う
ノートを選ぶとき最初は薄いノートから始めましょう。
使い切るまでに時間がかからないので達成感が味わえます。
英語学習を始めてすぐは、成長している実感が湧かないので達成感がなく挫折しやすいです。
薄いノート使って学習しているとちょうど挫折しそうになる時期にノートが使い終わり達成感を感じられるため英語学習を継続できる確率が上がります。
オンライン英会話を継続して英語力がつき、学習が習慣化されたら、上質なノートに切り替えましょう。
学習が習慣化されるとマンネリ化してしまい、学習に飽きてしまいます。
上質なノートに切り替えると気分も変わるため、オンライン英会話でのやる気の向上が可能です。
学習の段階に合わせてノートの種類を変えるとオンライン英会話を挫折せずに継続できます。
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